2005年11月27日

教えられなかった戦争<中国編>

本日は私の地元・大阪府高槻市の総合市民交流センターにて、
高岩仁監督の「教えられなかった戦争 中国編」の上映会のボランティアをしてきました!
この映画は私は伊江島・わびあいの里で、この映画の沖縄編のチラシを見て知りましたが、
自分がそんな映画のシリーズに関われることはとても貴重な体験だと思います!
教えられなかった戦争<中国編>

私は今日は朝にKoreanの授業があったので、授業が終わり次第ダッシュで高槻駅へ!
ちょっと遅くなって申し訳ないです~(-人-)

まずはJRの歩道橋のところで、ビラまきをして、ギリギリまで当日のお客さんの呼び込みをしました。
その後は会場に入り、中で座席の案内をしましたが、途中でタイムキーパー係になりました。
(会場の後ろで[あと5分]などのプレートを持って、舞台に立っている人に時間を促す)
映画が始まってからは、座って観てもいいということになり、そのお言葉に甘えさせていただきました!

内容はドキュメンタリー映画なので、中国での戦争の日本人・中国人それぞれの立場からの証言などが主でありました。
しかしその証言が本当にリアルであった。
子供時代の炭鉱労働者や、生きていることに対しての税金があったことや解放軍のこと、
日本人の立場としては中国人から食べ物を奪い取り、何人も殺したことなどがあった。
しかも、その行為に対してそのときは間違っていると思っていなかったこと。
特に私は日本人兵士が中国人にやった虐待・そして女性として本当に耳をふさぎたくなるようなひどい強姦の話・・・
こんなことがあって、中国人が日本を憎んで、そして靖国参拝に反対することって、
本当に間違ったことなんだろうか?自然の気持ちじゃないだろうか、と思った。
それをあいまいだからと、今でも教科書から歴史を消そうとし、
靖国神社の参拝を他国が干渉すべきではないと言い払うわが国の首相・・・
私だったら、絶対に日本という国を許すことは出来ないだろうと思う。

上映会の後、高岩さんの講演会がありました。
ここでは、戦争という行為の本質を知ることが出来ました。
戦争はただ武器を持って、殺しあうという単純な構造のものではなく、
財閥・資本家が今のお金で何百億というお金を戦争につぎこんで、
兵士や上官や政治家を操作し、結果的に儲かる仕組みになっていると言う。
そんなこと、どこで教わっただろうか?
そして、監督は「これは戦争の裏側ではない、表なんですよ!」ということを
しきりにおっしゃっていたのが印象的です。

阿波根さんのお話にも触れられてましたが、
「君達が今、学校で毎日習っているのは、卒業証書をもらうための自分のための勉強です。
人のためになって、自分のためにもなる平和学習は、学校以外のところでやらないと
出来ないんだよ。」の言葉が、本当に重たいですね。
私たちの受けてきた学習って、一体何なんだろう?

ただお話を聞きながらも、タイムキーパーの私は、どうしてもタイムリミットを出さないといけなくて、
「その時間だすのやめてよ、まだしゃべるよ」とか、最終的に[終了]っていうのを出したんですが、
「終了って出されちゃったけど、もういいよ、それ」とか言われ、
会場の方々から笑いをとってしまいましたw
私も、もちろんまだお話は聞きたかったですよ!

そして・・・私は、まず表面を見て知った気になって、その表面の少しだけ内側を見て、
最初の自分にショックを受けたが、また知った気になっていた気がします。
知れば知るほど、まだまだ事実が出てくるし、ゴールはきっとないだろう。
でも私はこれからも勉強を続けていく必要がある。
色んなことが、日本と関わっている。自分と関わっている。
ほんの半年前までは、そんな事を何も知らずに生活をしていた自分がいる。
少しずつだけど、他人よりまず自分の意識から変えていこう。(もちろん活動はしますけど)

終了後、交流会にも参加させていただいた。
会場はJR高槻駅前グリーンプラザ地下のオーガニック食材のお店☆
と~ってもおいしかったので、高槻市民のみなさん!ぜひ!
めちゃくちゃおいしい料理を頂きながら、たくさんの方と新しい出会いがあり、
みなさんの貴重なお話を聞かせていただきました。ありがとうございます!
高岩さんの70歳のサプライズ(?)のお祝いもありながら、
そして、それぞれ自己紹介をしたのですが、最後に監督から、
「僕の気持ちを分かってくれる今日一番若いあなたに・・・」と、
監督自ら、手渡しで映像文化教会で出している監督著書の本を頂きました。
本当に本当に嬉しかったです、これからも一緒に頑張ろうとの言葉にも感動しました。
教えられなかった戦争<中国編>
またこの本を読んでもっともっと勉強したいと思います。
そして必ずこの世界を変えていけるように。
今日は貴重なお話、本当にありがとうございました!
そしてぜひ!韓国朝鮮編をお待ちしております!その前に、沖縄編を観ます!

今日は、150人ほどのかたが来てくださり、監督曰く、この上映会を続けてきたなかで、
一番の大成功だった、とのことです!



Posted by ニライカナイ at 00:25│Comments(2)
この記事へのトラックバック
夢現です。

すごくいいブログを見つけたので紹介します。

大阪女学院大学・沖縄同好会「ニライカナイ」
(平和に関心がある学生有志で「実際に行動していこう」と結成された同好...
「沖縄に基地をつくらせない」仲間【A&U大阪(Act and Unite to Stop the War, Osaka)】at 2005年12月02日 03:26
今日はちょっと 重たいです^^;前に 松ちゃんのブログの中で いろいろ意見を言わせていただいたことがありましたが 今日は思ったことがありそれを記事にします私には嫌いなこと...
日の丸【兼小、兼中のPTA活動(´▽`)】at 2006年09月17日 16:43
この記事へのコメント
監督の話まで参加できなかったのですが、あぁ残念!
でも、この映画を見ててとても過去の話とは思えない内容でしたね。
今イラクに米英が侵略している理由、そして日本が何を考えてそこに参加しているのか。日常の経済活動と戦争の関係性。そして、その二つがどれほど似たものなのか。とてもすばらしい映画を見ることが出来てよかった。
Posted by 武内@大阪行動 at 2005年11月27日 08:57
武内さんコメントありがとうございます!!
私はまさか高槻で武内さんにお会いできるとは・・・奇遇です。
しかも、武内さんの真後ろで見ていたので、映画の途中で「あれっ?あの後ろ姿はもしや・・・」と思いました。
武内さんは全編ご覧になりましたか?思ったよりビデオもDVDも高額で、私は今回初めて見たのですが、中国の歴史・戦争のこと、もっともっと知らなければいけないと思いました。自分の毎日の生活と戦争って、遠く離れているようでほんとに紙一重なんだなぁ、人の問題ではないんだなぁと思いました。
普通の映画ではここまで見せてくれないし、マスコミも取り上げないでしょう。でも、やはり私たちは真実を知るべきです。ぜひ沖縄編も見たいと思います。
ちなみに、カメラを回したのは小柳先生の友達だそうです(^^)つながりですね~
私は就職活動も始まり、なかなか大阪行動にいける日がありませんが、心はいつでも戦っています!その中で、自分なりに出来る事は続けていきたいし、もちろん大阪行動にも時間を見つけて、行ける日は行きます。
Posted by ふみ at 2005年11月28日 10:32
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。