沖縄同好会 - ニライカナイ -

沖縄の方の関心度はどれくらいあるのでしょうか、この問題って。

今回の名護市長選挙は、普天間飛行場の移設を最大の争点と言われていて、
結局、岸本市長の後継でキャンプシュワブ沿岸移設に柔軟な島袋吉和氏が当選。

基本的に3人とも反対を示していたけれど、その中でも明確に反対していた大城氏と
我喜屋氏とはやはり違う姿勢だったわけで・・・

速報で読んだ毎日新聞によると、
当日有権者数は４万３１４４人。投票率は過去最低の７４．９８％（前回７７．６６％）とのこと。
でも事前投票は過去最高であったそうです。
この点について、他ブログを紹介します。
[沖縄・八重山探偵団] http://bin.ti-da.net/
事前投票の高さを明確に突いておられます。私もこの意見には納得。
やはりなじみの顔同士でも賛成・反対あるわけで、問題が大きくなればなるほど、
対立候補の人と顔を合わせにくいのはあるだろうと。

あと・・・賛成派が何も分かっていないわけじゃないと思う。
やはりそれぞれの生活や、環境や、その他たくさんのことが絡んでくるわけだし。
あまりお金の事は言いたくないけれど、ウチは普通の家庭には想像もつかない貧乏生活だった。
お金は魔物とは言っても、それでも最低限の収入というものがどれだけ明日・あさってのライフラインとして大事か、窮地に陥らないと分からない人も多いと思う。
そんな状況下で収入源が基地だけだとしたら、いくら気持ちは大反対でも、こっそり賛成投票をしてしまう可能性はゼロじゃないかもしれない。そういう意味でもやっぱり魔物なのかな。
・・・これだけ反対していて、何でやねんって思われるかもしれないけど、正直に言うと、そう思う。
ごめんなさい。
結局言いたいのは、この結果を見て、「ほら、結局市民の気持ちは賛成なんだよ」って思ってほしくはないという事。

でも、沖縄の場合はその落とし穴に落としたのは紛れもなく日本政府である。
その責任の見返りとして、基地を撤去した後のサポートも考えるべきだし、出来るはず。
そういうものがもし政府から明確に提示されていたら、この票は大きく変わってくると思うよ。
結局、移設が賛成か反対かだけの協議になってしまった。
これって、政府は沖縄から基地をなくすという方向には全く考えていないわけで。う～ん。

名護市という場所が沖縄の西側から東側まである市だというのもあるのかな、と思う。
だって西側の栄えているところは東の辺野古に基地が出来ても被害は少ないわけだし。

とは言っても、最終的には結局国民がどう判断して受け入れるか受け入れないのか、
やっぱりハッキリと意思を示すことが大事ですよね。
昔こんなタイトルの本があったけれど、ＮＯと言える日本に、自分が変わっていかねば。

反対している人たちにとっては、より一層の結束が大事だと思うけど、
でも、目指すものもやっていくことも、今までと何ら変わらないんよね・・・。

この空も、海も、皆の心もつながっていることを忘れないで。

私はウチナーンチュでもないし、政治に詳しいわけでもない・・・どころが全然知らないので、
皆さんと解釈が違うこともあると思います。間違っていたら教えてくださいね。