2009年06月18日

改めて

こんにちは。初めましての人も多いので自己紹介。
2005年に地域研究沖縄に行き、5泊6日を共に過ごし、
大阪でも出来ることを探そう、とニライカナイを作りました。

ただ反対運動だけを叫び続けるだけじゃなくて、
自分たちも沖縄を好きになって、沖縄の文化に触れて、
沖縄の友達作って、沖縄の歴史も学び、
ニライカナイから皆さんにより身近な沖縄を伝え、
考えたいこと、伝えたいことも身近にしちゃおう、と思いました。

ないちゃーとうちなーんちゅーの壁、
ないちゃーは関わらないでって言われたこともあるし、
そういうので結構悩んだ時期もあったけれど、
ウチらは観光客の立場でしか見れない沖縄を見れる。
無理に踏み入らなくてもそれでいいやんって開き直ってきた。

でもね、沖縄はアタシにとって本当に特別な場所。

亡くなった父との唯一記憶に残る思い出は、
小学校のとき初めての沖縄旅行で一緒に遊んだこと。
まだまだ小さかったはずなのに、きっと嬉しかったんだろうなぁ。
どこのホテルに泊まったか、どこのガラス工房に来たか、
大人になって沖縄を廻った時、なぜか覚えていました。

6月13日。あたしはもう11回目にもなる沖縄の地に降りた。
今回は初めての一人旅。
気まぐれで気分屋のアタシなので特に問題なし。

オーストラリアでせっかくダイビングライセンス取ったので、
一人でダイビングに参加し、初めて沖縄の海の中を見ました。
ボコボコと自分の息の音だけが聞こえる世界。
そこは魚たちが私を人間だと判断せずに自然に泳いでいられる。
不思議で何より素敵な空間。

夜は石川に「フクギの雫」の舞台を見に行きました。
この感想は後日詳しく書きたいと思います。
50年前、宮森小学校で何があったか、過去を振り返り、
けれどこれからは未来を見つめていこう。
皆が涙を流して感じただろう、何が必要で何が必要でないのか。

次の日、南部廻りをした後に対馬丸記念館へ。
ここは私たちの地域研究プログラムに入っていたけれど、
台風で飛行機が変わり行けなくなってしまったところ。

いつか、いつか…と思いつつ、早4年。遂に行けました。
意外に国際通りからも近く、波の上ビーチのすぐそばにありました。
対馬丸の喫水と同じ高さに設計され、
タラップから乗船するイメージで作られたこの記念館。

昨日の宮森の想像と少しかぶったのは、
子どもたちの年齢が同じだったからだろうと思う。
遺影の子どもたちはカメラの前で少し緊張をしていたり、
ちょけてたり、色んな表情をしていた。
一人ひとり、カメラの奥の人生にストーリーがあった。

昨日の舞台の上の子どもたちも同じで、
ちょっと緊張ぎみで、でもキラキラ輝いていて。
パワーがあって、可能性があって。

だからこそ、子どもたちの命を一瞬にして
奪い去ったこの二つの出来事、絶対に忘れてはいけない。

今を生きる、これからを生きる子どもたちのために、
とよく言うけれど、私たちだけが動くんじゃなく、
きっと子どもたちと一緒に何かをすることも大事だと思う。


今回の一人旅、心に響く旅でした。


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Posted by ニライカナイ at 23:59│Comments(0)ふみ
 
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