2005年11月18日

・・・非武という勇気・・・

18日金曜日、新大阪のメルパルクホールにて、「月桃の花」歌舞団の
「愛の三線物語~イラク・非武という勇気」の公演を見に行ってきました!!

前からネットで見つけて、行ってみたいなって思ってたところ、
大阪行動で出会った漫画家の松田妙子さんから、本当にたまたまチケットを頂きました。
本当に本当にあつかましくて、申し訳ないですが、ありがとうございました!!!

会場に入ると、まずSDCCの方たちにまたお会いすることが出来ました!
今日はジュゴンのぬいぐるみをかぶっての活動でしたね☆とってもかわいかったです☆★
みなさん覚えていただいて、とてもありがたいです。
いつも参加する側なので、今度はぜひお手伝いさせてくださいね!

舞台の内容は、彼氏である中国人留学生と喧嘩した主人公の愛が、
母親の故郷でもある沖縄へ行き、風にあおられ誤って崖から落ちてしまう。
死後の世界みたいなところで、まだ死にきれていない愛は、
イラク人であり、同じ時刻に爆弾テロにあったティーバに、イラクにいる弟を助けるように頼まれる。
ティーバの代わりにイラクに行った愛は・・・・・・・・・という感じ。(合ってるよね?)
ラストは、どうぞまたの機会にご覧あれっ★

日本で外国人は不審者として監視されつつある現実、
ヒジャーブをつけないキリスト教信者にイスラム勢力が襲い掛かり、
助けようとした学生が撃ち殺されたこと、そして非武でデモをする学生・・・
しかしその中でも武装勢力には武装して戦わなければいけないと自爆テロが起こったり。
そして沖縄の前島では、兵隊がいない方が死ぬ機会が少ないと言うことが出来た村の人々。

約2時間ほどの舞台で、とても細やかに、分かりやすく描かれていたんじゃないかと思います。
多分、この月桃の花の歌舞団は、パンフレットにも募集があったように、
一般の方が一生懸命練習して出演しているのかな?
皆さんの、その伝えたい思いみたいなものを熱く感じました。
今、イラクの報道はテロが起こった時くらいにしか報道されなくなってきています。
それは国民の関心度が下がってきていることを意味すると思います。
しかし、イラクがもう平和で命が脅かされていないかというと、それは違う。
今、この一秒一秒で武力に怯え、死に怯え、お腹もすかせている子供たちがいる事実を認識しなければならないと思った。
私自身、まだ全然知らないことばかりだ。もっとイラクに関心を持たなければと思った。

帰り、ロビーでイラクの子供たちの描いた絵を見た。
・・・非武という勇気・・・
・・・非武という勇気・・・
上の写真二つは、小さくてわかりにくいかもしれませんが、戦争やテロの絵です。
この絵は、子供たちが何を思って描いたんだろう?
これを描こうとしたとき、大人はどう言ったんだろう?描きたいものを描いたのかな?
日本の子供たちも、かっこいいキャラクター同士が闘ってる絵を描いたりするけど、
この子たちは、絶対それがかっこいいと思って描いてるわけがないから。
そして、きっと実際に目にしてしまった光景だと思う。
もしテーマが何もなくてこの絵を描いたのなら、子供の心にはまだ戦争が焼きついてる。
まだ、戦争は続いている。

・・・非武という勇気・・・
この絵も、同じようにイラクの子供たちが描いた絵ですが、
この絵には少し希望が見える気がします。
早くこんな世界に、私たちが変えていかなければならないんじゃないかな?

こないだ、学校のWritingの授業で、「danger」と「crisis」の違いで、
「crisis」という言葉は、今すぐ動いて状況を変えなければいけない、
「We have to act agaist it.」と教わった。イラクのことも、「crisis」じゃないだろうか。

余談だが、私は自分の小さな力に、押しつぶされそうになることが最近よくある。
イラクのこと、沖縄の基地のこと、やらなきゃいけないし、気にもなるけど、
自分の人生は自分の人生で守っておきたい気持ちがどこかにある。捨てられない。
それに、どれだけ考えて、勉強しても、結局は他人事である自分や周りに腹が立ったりする。
こんな自分が参加することが、真剣に精力的に動きまわっている人に対して、とても失礼な気もする時さえある。
他にも今まで取り組んでいたペット動物の保護が少しおろそかになっていたりもすることも、
自分の中ですごく引っかかってる。
動いていると、たくさんの人が褒めてくれる。でも、全然褒められるような事は出来てない。

女学院の中でも、「ふみちゃんまた沖縄のこと教えて」って言ってくれたり、
今度教職でフリーのテーマで模擬授業を私が受け持つけど、「沖縄やってや」って言ってくれたり、
知りたいって思ってくれる子が少しずつ出てきてることはすごく嬉しい。
でも勉強すればするほど、矛盾と闘って凹む自分もいて。
現地で闘ってる人はもっと苦しいんだからって思うけど、
私は私で、自分の中ではすごく大きな問題になっている。でも、動きたいし、伝えたい。

長くなりました。特に携帯でみている方、ごめんなさいm(。_。;))m

「月桃の花」歌舞団のサイト → http://gkabudan.ivt.org/



Posted by ニライカナイ at 23:50│Comments(3)
この記事へのコメント
はじめまして
いつもいつもブログ、勝手に拝見しています。若いって素晴らしいですね。私はもうどの角度から光があたっても中年なんですが、若い頃の政治、社会とのかかわり、闘いは歳を重ねても持ち続けられていくものですから、焦らずに、無理をしないで、しかし緊急を要することはキッチリと構えてくださいね。

お時間があれば、こちらにもお越しくださいませ。

http://tami.ti-da.net/
Posted by おりた たみ at 2005年11月21日 10:59
久しぶりに来たよ♪(*v*)・~ うちも。。あのイラクの子供が書いた絵みたことある。。。ほんとリアルだし。。。幼い子の気持ちわかってあげなあかんのにbushとかFOR THE PEACEっていってるけどホントSHUTUP! ってかんじ。。。bushのことあまりわかってないから言っていいのかわからんけど。。生理的にうけつけられないわぁ。。(Wでもうちは。。HES THE DEVILだと思う(wエニウェ~イほんまにネールの雑誌貸してくれてありがとぉ★どれも可愛いなぁ~~(vOv)
Posted by ますみ at 2005年11月21日 21:47
本当にのぞいていただいてありがとうございます。

沖縄館と結の会が今月27日にメッセージビデオの上映会をされます。
どういうビデオなのか、今になっても教えてもらえず、当日のお楽しみだそうです。
ちなみに、8月は伊江小学校の子どもたちが演じた「花は土に咲く」。9月は「911ボーイングを捜せ」でした。
Posted by おりた たみ at 2005年11月22日 17:06
 
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